ホクロ・・・色素性母斑のことです。時には,赤アザや黒アザをいうこともあるようです。
- ここでは、色素性母斑(ボハン)のこととします。
- ほくろの種の細胞は生まれたときからあります。
- それがすぐに大きくなっていくホクロと、思春期頃から大きくなるホクロがあります。
- いずれも,ごく普通の現象です。
- ほとんどのホクロは心配いりません。
- ただし,いつも刺激が加わるところのホクロはご用心です。
- 足の裏のホクロはご用心です。すぐに皮膚科専門医を受診してください。
- 他に,赤くなったり,急に大きくなったり,墨のようなシミ出しがでてきたりもご用心です。すぐに皮膚科専門医のところに行ってください。
- 治療は,レザーや電気凝固術や切除術などいろいろです。保険がほとんど使えます。
このページのトップへ戻る
単純疱疹......単純ヘルペスのこと
- 単純とはよく見るということです。疱疹とは水疱の発疹ということで,小っちゃい水ぶくれがかたまって出来ている状態をいいます。
- 原因は、単純疱疹ウィルスです。
- ほとんどの人がちぃさい時かかります。そして免疫が出来ます。
- でもウィルスは、一生居残ります。
- これに対する免疫が,完全に持続して,押さえ込んでいれば再発することはありません。
- 免疫が不完全になると,再発いたします。
- 不完全となり,再発する人のほとんどは,疲労がきっかけです。疲れると,お腹をこわす人がいますが,再発する人は、単純疱疹に対する免疫が,疲れると低下するという体質です。
- その他,まれですが,アトピーの人や内臓の病気の人は,よく再発します。
- 時によると,相当にひどくなります。
- 速めに皮膚科専門医へ。
このページのトップへ戻る
帯状疱疹...タンとかヘビダンとかいいます
- 体一周を回ったら,死ぬというのはうそです。
- 「四谷怪談」のお岩さんは、この病気です。でも心配いりません。今はいいお薬がありますから。
- 原因は,小さい時、かかった「みずぼうそう(水痘)」のウィルスです。
- ですから,人から移ったものではなくて,自分からの持ち出しです。
- 小さいときに水痘にかかって,免疫が出来てよくなります。
- でも、免疫が出来ても,ウィルスは一生体の中の神経細胞の中に居残ります。
- そして、その人の免疫が,不完全になると,再燃します。
- 再燃の原因は,年齢疲労です。だから高齢者の方に多いんです。
- まれに子供も若い人もかかります。それはこのウィルスに体質的に弱いと考えられます。
- ほとんどの人が,一生に一回です。最近は高齢社会になりましたので,まれに2回かかる人がいます。
- 発症後、出来るだけ、早く治療を始めたが良いです。急いで皮膚科専門医へ。
- 心配性の人は,後遺症(帯状疱疹後神経痛,5年間も痛みが続くことあり)が残りやすいです。
- ですから、心配性の治療も必要となります。痛みという後遺症を残さないコツです。
このページのトップへ戻る
- 原因は、食事・薬剤・物理的なもの、例えば、温まったり、寒かったり、水につかったり・コリン性・心因性などいろいろです。
- 急性のものは、すぐに出ますから、原因はあれではないかなぁ、とわかります。
- 慢性のものは、分からないことが多いです。2週間以上にわたって出来る蕁麻疹を慢性蕁麻疹といいます。
- 一応、アレルゲンテストを行います。アレルゲンとは、アレルギーの原因物質のことです。
- それで、陽性が出れば、その除去をやりますが、制限をやって治らないことがあります。
- また、いろんな検査を行っても、原因不明の蕁麻疹が70~80%あるといわれております。
- そこで心因性を考えなければなりません。
- 性格は、外向的で、陽気で明るく、人も寄ってくるし、人のところにも行く、よい性格です。また、怒りっぽいです。人間は怒るのは普通です。異常ではありません。こんな人で、我慢すると出ることが多いようです。
- 我慢・忍耐は、一般道徳上はよいことです。しかし、医学上は、ストレスを体に押し込めることになり、体がおかしくなってきます。
- 蕁麻疹の人は、『和』を保つために我慢忍耐して、自己犠牲自己抑制して、発病することがあります。
- おりこうさんだから、病気をするともいえます。
- また、精神的に落ち込んで出る人も、ごくわずかはいます。
- こんな精神的なことも、現代は考える必要があるようです。
このページのトップへ戻る





Makino
Skin
Clinic